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2008年10月 9日 (木)

恋人がサンタクロース

まだとても若い頃、私とて、スキーにデートに大変忙しかったものである。ちょうど世の中が浮かれていた時期なので、誰しもそんな感じだった。

その頃、流行っていたのが、「恋人がサンタクロース」という歌だった。ただし、私が聞いたのは、松任谷由実ではなく松田聖子バージョンであった。あの時は、太陽の光にきらきら光りながら舞い上がる数え切れないほどの雪片のように、自分の周りが華やかな雰囲気で覆われていたように感じたものである。

その頃の気分を思い出そうと、ユーチューブで松田聖子の、「恋人がサンタクロース」を聞いてみた。素っ気ない飾り付けの広いライブ会場で、カラオケに合わせてミニのサンタ服で走り回りながら熱唱していたのだが、それを見ている内に非常なる違和感に襲われたのだ。

私が若い頃、松田聖子が熱唱しているライブ会場の舞台と同じく、偽物の飾り付けで、しかも申し訳程度で飾り付けられた舞台で、なんの根拠もない華やかさを感じて忙しく動き回っていたのかもしれないと。私が当時漠然と感じていた、身の回りの空虚を充たしていた物は、とてもうまく作られた安っぽい舞台装飾だったのだなあと感じ入った次第であります。

それが、つまらないというのではなく。今の世の中、自分の身の回りを充たして満足させてくれる、リーズナブルな舞台装置がないなあ。と嘆いているのです。それって、もしかして、舞台装置そのものの価格が高騰したため、貧乏な私には購入できないだけなのかもしれません。

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